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お迎えにきたおじいちゃん

おばあちゃんが亡くなる前の晩。

母が、寝ているおばあちゃんに食事を運んだら

「もう食べたよ。おなかいっぱいだからいらない」

って言われたんだって。

「いつ食べたの?まだ夕食は食べてないでしょ?」と母が言うと

「食べたよ。さっき、おじいちゃんと二人で。」って言ったそう。


認知症のおばあちゃんは
食事をしたかどうかいつも忘れちゃうし
夢の中のことと現実が
ごちゃ混ぜになることもよくあったから
それほど不思議な言動ではないんだけど。


次の日の朝、
おばあちゃんが目を開けることはありませんでした。

「早くおじいちゃんのとこへ行きたいよ。おじいちゃん待ってるから。」

最後に会った時にそう言っていたおばあちゃん。


おじいちゃんが亡くなって、もう20年近く経ちます。
私の覚えているおじいちゃんは、
寡黙で静かにいつも微笑んでいるような人でした。


おばあちゃんが財布の中にいつも
おじいちゃんの写真を入れていたのを知ってるよ。


これからはきっと、
ずっと一緒にいられるね。

おばあちゃんは素敵な人と結婚して幸せだったね。
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