あの日見上げた夏空に

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記憶の引き出し

人間の記憶は、引き出しの中にしまってあるみたいなもので、
頻繁に使うものは何度も引き出しから取り出し、
あまり使わないものは取り出すことがないので
そのうち引き出しが開かなくなっちゃうこともあるって
昔 どこかで聞いた。
忘れるってことは、引き出しが開かなくなっちゃうことだって。

この前、なにげなく高校の卒業アルバムを開いた。
そしたら!同じクラスの男子の顔を見て、
「あれ?この人 同じクラスにいたっけ?」って人が何人もいる。
中学は楽しかったから、今でも名簿番号順に名前を言えるくらい
全員の顔を思い出すことができるけど
高校時代って…  わたし、高校のクラスのことは
あまり思い返さないからなぁ。。。

一緒のクラスだったことを忘れちゃうなんて、失礼だし悲しいわ。
逆に、私のことも忘れられちゃってるかもしれない。
ということは、地元に帰った時に偶然ばったり会っても
お互いに知らない人同士のようにすれ違うだけなのかぁ。
それは寂しいなぁ。。。

よく思い出せない男子の顔を見ながら、
どんな人だっけと必死に記憶の引き出しをこじ開ける。

ヒカリが突然のぞきこんで、
「ママの好きだった人はどの人?」と聞いてきた。
そんなの教えていいのかしらと思いつつ…
別のクラスのページを開く。
アルバムのどの辺にいるか探さなくてもわかる。
記憶の引き出しを時々開けては眺めて大事にとっておいた思い出。
実際に写真を見るのはすごく久しぶりだけど。

私が指差した彼を見たヒカリは
「この人?あんまりかっこよくないね~」と言った。
そんなはずはないよ。彼はかっこいいよ。
当時、顔だけで好きになったと言っても過言ではない 
若いころは見た目が重要だったのよ 

彼とすれ違ったら、変わっていてもきっとすぐに気付くと思う。
でもがっかりする方向に変わっていたらやだな。
かっこいい彼を好きだった思い出を大事にしておきたいから
40過ぎてオジサンになった彼には一生会わなくていいや~。

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