あの日見上げた夏空に

晴れた日も雨の日も。なつきの日常と心の声。
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早起きしたのに

高校生も部活動が始まった。

思ったよりハードだったらしく、帰ってくるとクタクタで
「筋肉痛やべえ。。。」とリビングで倒れこむ。

朝が弱いコウキだけど、朝練のために早起きしている。

私はそれよりもっと早起きしてお弁当を作る。
大変だけど息子ががんばっている姿は母親を奮い立たせる。

毎日欠かさずお弁当作るからさ、がんばりなさいね。
そんな無言のメッセージをお弁当に詰め込む。


今日も張り切って作ったのに。

登校したコウキから
「弁当忘れたから売店でパン買う」
とメールが届いた。

せっかく作ったのに忘れて行かないで~ 



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起こされて悔しい

彼とは付き合い始めたばかりで
目が合うのも、笑い合うのも、手をつなぐのも
何もかもが幸せで嬉しくて。

ずっとずっとこの時間が続けばいいのに。
家になんか帰りたくないな。
ずっとずっと・・・

すると突然、唐突に 聞きなれた声が降ってきて
「な、そう思うだろ?な?」
無理やり目を開けて、隣で寝てる旦那の
やけに大きな声の寝言に起こされたと気付いた。

もう一度続きを、と慌てて目をつむったけれど
それからしばらく寝付けなかった。



夢の中の彼は、高校の時ずっと大好きな人だった。
夢と同じ幸せな時間が高校3年の時に少しの期間あった。
その期間が過ぎたら、苦しくて切ない恋になった。
卒業前に「別れよう」と言われた。
花火を水につけたみたいにジュッと音がして
でもいつまでも細い煙が出ているように
私の中にいつまでも残ってなかなか消えなかった。


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ママの勝ち

ヒカリに頼まれたカフェオレを
買い忘れて帰ったら
絶対に買ってきて今すぐ買ってきて
と言い張るヒカリとケンカになり

「買ってくればいいんでしょ!」

バタンと音を立てて玄関を閉めて家を出た。

ヒカリの言いなりになるわけじゃない、
これは家出だ。
娘に我慢ならないから
今から私は家出するんだ。
そう自分を納得させてスーパーに向かった。

できるだけゆっくり買い物をして
カフェオレも買って
車に戻ったらヒカリからメールが入っていた。

ママ ごめんなさい

ふーん
ちょっとだけ気が済んだ。
でももうちょっと家出は続く。
スマホでゲームを始めたらまたメールが。

ごめんね。はやく帰ってきてね

なるほどね
心の中でニヤリとしてしまう。
そしてまたメールが。

いつ帰ってこれる?

すっきりしたからそろそろ帰ろう。
エンジンをかけたらヒカリから着信。

「ママ~(ToT)ごめんなさい」

ママの家出は終了。

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自転車で30分

中学校は家から徒歩5分。

コウキは毎朝ギリギリの時間に走って登校していた。
時間に余裕をもって起こしても、
ギリギリまでグダグダしてしまう
コウキはギリギリの男。

高校は自転車で30分。
と書くと、けっこう近いという印象だけど
玄関開けたら校舎が見えてた中学校とは違う。
川を越えて隣町まで自転車を漕いで行く。

この高校は、駅からもバス停からも遠くて
しかも車を一時停止する場所もない。
(保護者の送り迎えは原則禁止)
「雨でも風でも自力で自転車で通わせてください」
と説明会の時に先生に言われた。
そういうことももちろんわかっていて選んだ高校なのです。

30分で確実に到着する保証はないのだし、
焦って事故でも起こしたら一大事。
時間に余裕をもって早めに出るように
ギリギリの男に発破をかける朝が続いています。

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一年生

桜が舞い散る中、
コウキはピカピカの高校一年生。

学生服の高校なので
中学校の制服のボタンを付け替えただけ。
初々しさは無いけれど
新しい生活に緊張しているコウキからは
充分に新入生オーラが出ています。

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